終戦記念日
今日は終戦記念日です。
79年前の原爆投下により広島は約14万人、長崎では約7万4千人が1945年末までに亡くなりました。
1945年8月15日正午、昭和天皇はラジオ放送を通じ「終戦の詔書」を読み上げ、ポツダム宣言を受諾したことを国民に知らせました。
あの時代に志半ばで生き抜くことができなかった多くの人たちは、今の私たちの生活や常識を見て何を思うのでしょうか?
働き方改革、ジェンダーレス、様々なハラスメント問題、人口減少、フードロスなど挙げだしたらキリがありません。
もしかしたら個々のモラルの低下に驚くかもしれません。
私の祖父も戦争へ招集されましたが、現地で病に倒れ送還されました。小学校の夏休みの宿題で戦争体験を祖父から聞き取る機会がありましたが、彼は固く口を閉ざしたまま、何も聞けなかったことを思い
出します。子供だったのでその心情をくみ取ることができず、今でも祖父に申し訳なかったと後悔する出来事です。
今日も空を見上げると灼熱の太陽と青く透き通る空が広がっています。2024年の今日、この空から砲弾が落ちてくる不安はありません。それはご先祖様からの送りものであることを忘れず、そのきれいな空を未来の子供たちへ送れることを願うばかりです。