数字のトリック

この仕事に就いてからよく「数学が得意だったのですか?」

と尋ねられますが、「本当に苦手でした。」と即答するくらい苦手でした。

高校時代に文系クラスを選び、数学の時間が減った時本当に嬉しかったです。

しかし、この仕事に就いたため、再度数字と対峙することになり、

小学生の時にもっとしっかりと勉強していれば苦労しなかったのに、と自分を恨んだ時もありました。

何年も仕事をするうちに数字に興味を持ち始め、

世間に数字が溢れていることに気づき、どうしてこの数字になったのだろうと考えるのが楽しくなりました。

例えば通販の「お客様の95%に満足していただいています」。

この数字、あながち間違いではなく、そもそも満足した人しかアンケートに答えないので、満足度が高くなります。

また、高偏差値の大学付近にある不動産屋の勧誘コピーに書かれている

「当店で契約された方の85%が、合格されています。」

この数字も間違いないようで入試に手応えがある人しか、契約しないそうです。

色々と知っていくと楽しいし、またしかし数字のトリックにも気を付けないと、とも感じています。

毎日のようにコロナウイルスの感染患者数が報道されています。都会の患者数が多く、地方の患者数が少ないので、

どうしても都会が危険なイメージがあります。

しかしながら、患者数と人口の割合で計算すると、地方の方が患者割合が高かったりするようです。

目先の数字に惑わされず、ウイルスを上手に恐れていきたいと思います。【スタッフS】

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