「笑い」の使いどころ
平成11年に亡くなられた噺家の二代目桂枝雀さんは、落語の「笑いは緊張の緩和から生まれる」、と話されていました。
学生の頃から彼の落語を聞くのは大好きで、古典落語の滑稽さも、新作落語も、何となく分かる英語落語もよく聞いていましたので、この「緊張の緩和」という言葉も、何となく分かっていたつもりでおりました。
時が過ぎて現在に至り、仕事場や家庭での修羅場(?)において時としてユーモアが必要な場合があります。
喧々諤々と熱くなりすぎた現場を冷ます事は、能率や業績を正確に上げるのにとても有用です。
税務署との交渉の場面での話の上げ下げ、家族からの追及をかわす時、など「緊張の状況をわざと作って、一気に緩和させる」テクニックで和ませ、これまで何とか乗り切ってきました。
ネタをばらした今、これからもこの手が使えるのでしょうか?・・。