終戦記念日
今年で、終戦から73回目の8月15日を迎えます。
悲惨な戦争中の出来事を親族からの言葉で聞いておりましたが、それを教えてくれた人達は全て鬼籍に入りました。
戦争に直接関わった親族は、母方の伯父が三人戦死しています。
不思議なことに息子を三人も亡くした祖母から、直接嘆きの言葉を聞いた記憶はありません。
あまりにも悲しみが強くて亡くなった事実を脳裏から消そうとしていたのか、むごたらしい事実を一番末っ子の孫へは聞かせたくなかったのか、はたまた御国のためだと強引に心の中に飲み込んだのか僕にはわかりません。
母からは在りし日の優しかった伯父達(兄たち)を語ってくれたことを記憶しています。
「戦争」という双方ともが愚かな行いでありましたが、日本を守るために尊い命を捧げた人達は、現在を生きる私たちの、まさしく礎であると思っています。
この感謝を今年も忘れないよう、当日は頭を垂れ、黙祷したいと思っています。