2018年初つぶやき
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、先日のTV番組で、正月いわゆる松の内は何日までか?という問いがあり、『そら15日までに決まっとうやろ!』と見ていたら、それは関西地方だけで関東では7日までとの事、新年早々から己の無知に気づかされました。
正月の習わしはそれぞれ違いがあって、七草がゆ、鏡餅の食べ方、しめ飾りの処分等々は様々で、日本の各地伝統行事の勉強を改めてさせてもらいました。
私の母は広島県出身で、「どんと焼き」と言って15日にはしめ飾りを庭か道路(!)で焼き、その黒ずんだ灰を家の周りに小分けして置いていました。
いま考えれば厄除けだろうと思えるのですが、詳しく聞いたことはありませんでした。
50年以上も前の事ですが、今から思うと詳しく聞かなかったのを残念に思います。
佐藤家において親から子へ、子から孫へ連綿と受け継がれるべき事柄が少なくなってしまっていることを憂いています。
もはや親から「教え」を受け継げることは不可能で、子や孫に渡すのみですが、受け継いだ「教え」の何割を伝えて来れたのか不明です。
一般に、「教え」を受ける側というのはいい加減(失礼!)で、学童・学生に始まり、新入社員から中堅社員までの年代です。
身近な例が私自身で、教師の説明や指導は幼稚園の頃から大学まで右から左へと聞き流し、社会人になってようやく「聞く耳」が持てるようになってきました。
これを一生の仕事と定め、不安と同居しながら先輩達から「教え」を請うてきたものです。
良く言えばやる気、悪くば損得の欲に突き動かされたからでしょうか??
現在の佐藤会計事務所にもさまざまな年代のスタッフがそろっています。
新入もしくは中堅にいたる彼らへの指導の仕方も、先ほどの学習?により様変わりしてきました。
以前は本人の意思・意欲にできるだけ沿うよう尊重した指導をしていましたが、最近は一つ一つを丁寧に指導するように心がけています。
おかげさまで、最近の所長は昔と違って優しくなった、と言われています!(加齢も一つの原因かも・・)